青い海、白い砂浜、色彩豊かな魚、心地よい潮風。

今となっては少なくなってきましたが、潮だまり(タイドプール)にもたくさんの生き物がいます。

そこは遊び場としてのパラダイスでもありました。

身近にいる海のいきものについて、子供から研究者まで楽しめるように紹介をしていきたいと思います。


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2008年06月18日

不思議いっぱい、Y幼生の生態

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昔、海洋に出現する甲殻類の幼生らしいプランクトンの研究で、親がどのような動物なのか判らなかったものについて、xとかyとかの記号を与えて呼んでいました。

その中でも1899年に発見されたY幼生(y-larvae)について、最終期幼生まで飼育したキプリスYに、甲殻類の脱皮ホルモンである20-ヒドロキシエクジソンを与えて、次のステージへ変態させることに成功した論文が発表されました。

Glenner,H., Høeg,J.T., Grygier,M.J., and Fujita,Y (2008). Induced metamorphosis in crustacean y-larvae: Towards a solution to a 100-year-old riddle. BMC Biology, 6, 21

PIC022.jpg


このようにして新しく確認された幼体を「イプシゴン」と命名され、このイプシゴンはフクロムシのバーミゴン期とよく似ている形態をしていました。
左がY幼生、右がフクロムシ

(フクロムシは、Hoeg,J.T. (1987). The relation between cypris ultrastructure and metamorphosis in male and female Sacculina carcini (Crustacea, Cirripedia). Zoomorphology 107:299-311 より引用)

もしかしたら、Y幼生もフクロムシみたいに、寄生性の動物なのかもしれません。

不思議いっぱいの世界です。
posted by イソガニ博士 at 09:33| Comment(0) | TrackBack(0) | プランクトン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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