青い海、白い砂浜、色彩豊かな魚、心地よい潮風。

今となっては少なくなってきましたが、潮だまり(タイドプール)にもたくさんの生き物がいます。

そこは遊び場としてのパラダイスでもありました。

身近にいる海のいきものについて、子供から研究者まで楽しめるように紹介をしていきたいと思います。


banner_04.gif

2010年02月02日

睡眠中!?

人気ブログランキングへ
banner_04.gif
  グッド(上向き矢印)
本日もお越しいただきありがとうございます。
応援のクリック!をお願いします。



朝食を食べ終わった後に水槽を覗くと、このミドリフグ、作り物のリーフの上でじ〜っとしていて、見た目には、寝ているような感じです。

下↓の動画まで30分以上はこの様な状態でした。



そもそも魚は睡眠するのでしょうか?

おそらく、生物学の講義では「睡眠自体が存在しない」と教わるでしょう。

これは「睡眠 = 大脳の休息」という考えからきているためで、大脳新皮質が発達していない魚は、人間の様な眠りがないということが定説なのです。

ところが、魚の行動を観察していると、あたかも「寝ている」と思わせるような場合がよくあります。

そこで、睡眠を大脳の休息ではなく、「生命活動の休息」としたらどうでしょうか。

そうしたら、魚の行動で、寝ている とか 寝ぼけてる という表現を使っても間違っていないと思うのです。



読んで頂いて、ありがとうございます。
気に入ってもらえたら、応援のクリックをお願いします

banner_04.gif





味付け無用!!生に自信ありプリプリ牡蠣さらに花粉症にもイイらしい・・・三陸生カキ 1000g





posted by イソガニ博士 at 13:51| Comment(2) | TrackBack(0) | さかな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月17日

シーラカンスの稚魚

人気ブログランキングへ
banner_04.gif
  グッド(上向き矢印)
本日もお越しいただきありがとうございます。
応援のクリック!をお願いします。



(財)ふくしま海洋科学館の調査グループがインドネシア、スラウェシ州のマナド湾、水深 161mにて、シーラカンスの稚魚の撮影に成功しました。

シーラカンスの成魚は、ごっつい印象のある姿ですが、稚魚は体が細く、そのためか鰭が大きく見えるので、愛嬌のある姿で映っています。

顔は、大人と同じように見えるのが、アンバランスでおもしろいと思うのです。

PIC167.jpg

引用元
http://www.marine.fks.ed.jp/japanese/news/pdf/2009/nov/coelacanth-tigyo.pdf


シーラカンスは卵胎生なので、稚魚として親から産まれてきますが、やはり、「逆子」として出てくるのでしょうね。

そのようなシーンも見てみたい、なんて無茶な期待をしています。



読んで頂いて、ありがとうございます。
気に入ってもらえたら、応援のクリックをお願いします

banner_04.gif





ワイン紀行オリジナル飲み切りセット福島県を代表する銘酒飲み比べ「ふくしま美酒めぐり」Cセット180ml×5【送料無料】



posted by イソガニ博士 at 11:48| Comment(2) | TrackBack(0) | さかな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月02日

プラティーの出産

人気ブログランキングへ
banner_04.gif
  グッド(上向き矢印)
本日もお越しいただきありがとうございます。
応援のクリック!をお願いします。



とある大学の研究室の水槽で、プラティーの仔魚が産まれました。
仔魚は尾びれを先にして出てくるので、これは、いわゆる「逆子」となります。



このように、卵をお腹の中で孵化させて仔魚を産む魚は、卵胎生といいます。

それにしても、鰭とか鰓蓋などが、よく引っ掛からないで、すんなり出てくるものだと思うのです。

「卵胎生」の魚としては、ウミタナゴやシーラカンスなどが、有名です。

特にウミタナゴは
「逆子」で産まれてくるとして妊婦に食べさせる事を避けている、という風習があると思えば、
逆に、妊婦の栄養に良いとして安産の象徴のように扱われている地方もあります。


生まれたてのプラティーの仔魚は、泳ぐ力も弱いみたいで、水槽の底の砂の上や水草の上でじっとしていて、あまり動かないようです。



読んで頂いて、ありがとうございます。
気に入ってもらえたら、応援のクリックをお願いします

banner_04.gif





ポピュラーでかわいい熱帯魚の代表種。繁殖も可能です!見て見て♪おしりにミッキーがいるんですよ♪ミッキーマウス・プラティー(MIX)





posted by イソガニ博士 at 13:30| Comment(0) | TrackBack(0) | さかな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月19日

オラは人気ものだゾ!!

人気ブログランキングへ
banner_04.gif
  グッド(上向き矢印)
本日もお越しいただきありがとうございます。
応援のクリック!をお願いします。


どこに居たのか?

足下へスーっと現れたハリセンボン。

デジカメでパチリ、っと記念撮影。

PIC151.jpg


浅瀬の方へと追っかけ回すと、怒って膨らんで、うまく泳げていません。

そうなると簡単に手づかみで捕獲できます。

子供達が集めた磯の生き物が入っているバケツに入れると、次々とさわりにやってきました。

最初のうちは、怒ってふくらんだハリセンボンも、次第にふくらまなくなり、少し「お疲れモード」になりました。

みんなに遊ばれた後は、大海原へさようならわーい(嬉しい顔)


読んで頂いて、ありがとうございます。
気に入ってもらえたら、応援のクリックをお願いします

banner_04.gif



★清々しい木の香り★皮脂の匂いも気にならない♪乾いた肌もさらっと潤う♪天然ヒバオイルのヒノキチオールは“抗菌性”に優れた自然の成分です♪




posted by イソガニ博士 at 13:03| Comment(0) | TrackBack(0) | さかな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月06日

誰も気づいてくれない

人気ブログランキングへ
banner_04.gif
  グッド(上向き矢印)
本日もお越しいただきありがとうございます。
応援のクリック!をお願いします。



子供達が魚取りをしている海岸での話です。

クサフグは人が近づくと、一斉に逃げ出すから、追っかけっこの遊び相手となっていました。

ところがその近くにいたこのシルエット↓
PIC150.jpg

子供達は「魚」と気づかずに、その横を通り過ぎるばかりでした。

クサフグと違って、けっこう近くに寄っても逃げ出さずに、木の葉を演じている様は見事です。



彼らにしてみれば、「してやったり」ということでしょうか。

ナンヨウツバメウオの幼魚たちでした。


読んで頂いて、ありがとうございます。
気に入ってもらえたら、応援のクリックをお願いします

banner_04.gif





グリーンライフ 焼きアミスライド バーベキューコンロ DBGMSL[DBG-MSL]




雑誌・テレビで紹介されました♪ こんがり焼かれた鯖と、コシヒカリ100%のお米との相性は抜群で、本来の鯖の味わいを残しつつ、十二分に鯖の味を楽しんでいただけます。お日持ちが2日と大変短いのですが、工場より直接お届けさせていただきます。




posted by イソガニ博士 at 11:33| Comment(0) | TrackBack(0) | さかな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月03日

負け組の再チャレンジだったら

人気ブログランキングへ
banner_04.gif
  グッド(上向き矢印)
本日もお越しいただきありがとうございます。
応援のクリック!をお願いします。


淡水に棲み、美しい姿をしている魚にアマゴやヤマメがいます。

この魚たち、一生を河川の中で過ごすタイプと海へ行くタイプに別れます。

海へ降海するタイプの体色は銀色になって、海水でも生きていけるように塩分を調整する能力が備わってきます。この浸透圧調節機能に、成長ホルモンが強く関与しているといった研究成果が出ています。

ホルモンの役割とは関係ないのですが、ちょっとした疑問があります。

一生を河川の中で過ごすタイプが主流で、海へ下るのが亜流?
それとも、本来は海へ行く魚で、河川に残るものが変わり者なのか?

またまた、生まれた時からある一定の割合で降海することが義務づけられていて、これは遺伝子によって決められたことなのか?

川にいるアマゴやヤマメにはパーマークと呼ばれる体色があり、これは縄張り意識の象徴となっています。
生態を観察していると、この縄張り争いに負けた連中が降海していくようにも見えるのです。

そして、海へ下った魚は川に残った個体よりも大きくなって帰ってくるので、「負け組の再チャレンジ」をしているのなら、おもしろい現象だと思います。

個人的には、そうであってほしいと願うのですが・・・


読んで頂いて、ありがとうございます。
気に入ってもらえたら、応援のクリックをお願いします

banner_04.gif




川魚シリーズ  ヤマメのタイピン。



posted by イソガニ博士 at 12:47| Comment(0) | TrackBack(0) | さかな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月25日

サカナも風邪をひくの?

人気ブログランキングへ
banner_04.gif
  グッド(上向き矢印)
本日もお越しいただきありがとうございます。
応援のクリック!をお願いします。


新型インフルエンザの流行も早く終息に向かってほしいと思います。

インフルエンザを引き起こすウイルスは、魚には感染しないので、魚がインフルエンザになることはありません。

ところが魚の病気の中で、「魚が風邪をひいた」と表現する場合があるのです。

「風邪をひく」という症状は、気温が下がった時に多く発生しているので、英語で「catching a cold」とも言います。

それで魚でも、水温が急激に変わり体調を崩した状態を「風邪をひいた」と言うのです。代表的なのは「白点病」で、魚の心と体が弱った時に感染してしまう菌による病気です。


ウイルスに関していえば数年前にコイの間で、発症すると必ず死ぬというウイルス病が発生しました。
コイヘルペスウイルス病という病気で、茨城県霞ヶ浦ではコイが大量死しました。
このウイルスも海外で発生したものが、何らかのルートで入ってきたと言われています。

そもそも、ウイルスとはどのような病原体なのでしょうか?

ウイルス は、タンパク質で作られた殻とその内部に詰め込まれた核酸からなる微小な構造体で、他の生物の細胞を利用して、自己増殖を行っています。
ウイルス自体は細胞をもたないので、生物学上、非細胞性生物または非生物と分類されています。

平たく言えば、「寄生する遺伝子」ということになるでしょうか。他の寄生生物と同じように宿主となる生き物の選り好みは激しいものですが、性質の変わり身の速さは優れているのです。
物質レベルから見ると、単なるタンパク質と核酸なのに、周りの状況をよく判断し、何らかの意志をもった物質という点が不思議なものです。


読んで頂いて、ありがとうございます。
気に入ってもらえたら、応援のクリックをお願いします

banner_04.gif



即納可自宅ではマスクはいらない!新型インフルエンザをキャッチしてウイルスの働きを99.5%抑える!




posted by イソガニ博士 at 13:20| Comment(2) | TrackBack(0) | さかな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月11日

イカ釣り転じて、五目達成

人気ブログランキングへ
banner_04.gif
  グッド(上向き矢印)
本日もお越しいただきありがとうございます。
応援のクリック!をお願いします。



天気がよく高速道路の渋滞もなし、ということで、和歌山県の日高町へ「アオリイカ釣り」へ出かけました。

しかし、イカのアタリは全くありません。

そのため、日が沈むまでの波戸釣りだけがこの日の釣果でした。

ちょうど↓の5種類の魚が釣れたので、「五目達成」となりました。

アカササノハベラ(メス)
PIC125.jpg

オハグロベラ(メス)
PIC126.jpg

ネンブツダイ
PIC127.jpg

タカベ
PIC128.jpg

クロサギ
PIC129.jpg


タカベは引きも強く、釣って楽しい、食べておいしい魚です。塩焼きがオススメ。

アカササノハベラは、関東地方では食べる習慣があまりない魚ですが、瀬戸内海、大阪湾など西日本ではよく食べられている魚なのです。

また、ベラ類は性転換する魚で、一般的に小さいときはすべて雌です(雌性先熟型)。産卵後、群にいた雄が死ぬか、何らかの原因でいなくなると、体が大きく優位にあった雌が雄になります。



読んで頂いて、ありがとうございます。
気に入ってもらえたら、応援のクリックをお願いします

banner_04.gif



最高の喰いつき(MEGABITE)を実現した海水魚飼料誕生!海水魚用飼料 キョーリン メガバイトレッド M

posted by イソガニ博士 at 14:25| Comment(0) | TrackBack(0) | さかな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月24日

ヨーロッパウナギは絶滅危惧種

人気ブログランキングへ
banner_04.gif
  グッド(上向き矢印)
本日もお越しいただきありがとうございます。
応援のクリック!をお願いします。



先月からヨーロッパウナギ(学名:Anguilla anguilla)が、絶滅の恐れがある野生生物の国際取引を規制するワシントン条約のリストに加わったそうです。

ヨーロッパウナギとは アイスランドやバルト海、地中海沿岸などの河川や湖に生息しているウナギで、繁殖のために大西洋のサルガッソー海へ回遊すると考えられています。

北大西洋における海洋環境と漁業に関する政府間機関であるInternational Council for the Exploration of the Sea(国際海洋探査委員会)の調査では、シラスウナギの採捕量が1980年〜2005年までに平均 95〜99%も減少していると報告しています。

減少した理由として、漁業のほかに、生息地の消失、回遊の阻害、汚染、寄生虫と病気の伝染などを指摘していました。

中国などでのウナギの養殖では、ヨーロッパウナギのシラスウナギも使われていて、2000年から2001年の平均取引価格は、1キログラムあたり281米ドルと高値でありました。そのため、ヨーロッパ南部では、シラスウナギの密漁と違法取引が行われ、その背景に犯罪組織の関与が懸念されていました。

このような背景から、ワシントン条約による規制対象になったのでしょう。

日本は世界一の消費国です。そのため、過去にどれくらいのヨーロッパウナギが輸入されていたのかは統計がありませんが、日本人もヨーロッパウナギの減少に大きく荷担していたと思われるのです。

ウナギを使った商品を海外へのお土産などにするときは、「原料がニホンウナギであることを示す説明書」を持つように勧告されています。



読んで頂いて、ありがとうございます。
気に入ってもらえたら、応援のクリックをお願いします

banner_04.gif




●大人気●浜松のうなぎ屋からお届けする本格的な関東風蒲焼!ボリュームたっぷり180g〜200g★...
posted by イソガニ博士 at 12:35| Comment(0) | TrackBack(0) | さかな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月18日

持ちつ持たれつ

人気ブログランキングへ
banner_04.gif
  グッド(上向き矢印)
本日もお越しいただきありがとうございます。
応援のクリック!をお願いします。



淀川水系には、国の天然記念物に指定されている「イタセンパラ」という魚がいます。

この魚は二枚貝のイシガイに産卵するのですが、そのイシガイ自身も孵化後の約10日は、魚の表面に寄生しないと成長できません。

ところが、外来魚であるブラックバスやブルーギルに寄生させると、きちんと稚貝へ成長できないとのことです。

イタセンパラとイシガイの微妙な相思相愛関係。それにしても、どっちが先に相手を利用しはじめたのでしょうか?



読んで頂いて、ありがとうございます。
気に入ってもらえたら、応援のクリックをお願いします

banner_04.gif



posted by イソガニ博士 at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | さかな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月02日

アナゴの減少

人気ブログランキングへ
banner_04.gif
  グッド(上向き矢印)
本日もお越しいただきありがとうございます。
応援のクリック!をお願いします。



昨年、富山湾では、周年ワラサが水揚げされるようになったと思ったら、冷水性のタラバガニが捕れたり、ちょっとした異変が話題になりました。

大阪湾でもここ10年の間にアナゴの漁獲高が減少しています。

これは、大阪湾の平均水温が上がり始めた時期と重なります。

また、冷水性のカレイ類(イシガレイやマコガレイ)も同じように減少しているので、水温上昇が生態系に影響していることを示唆しています。

アナゴの生態ですが、台湾近海で産卵し、稚魚が冬季に日本列島に向かって北上すると説明されています。

しかし、本当の所はよく解っていない、謎の多い魚なのです。

また、仔魚から稚魚になるに従い、体の大きさが小さくなるといったおもしろい特徴を持っています。
PIC106.jpg
望岡典隆:マアナゴの初期生態.月刊海洋,Vol33,No.8,536-539(2001)より引用



読んで頂いて、ありがとうございます。
気に入ってもらえたら、応援のクリックをお願いします

banner_04.gif



 焼きアナゴ!老舗料亭の秘伝のたれで焼き上げた絶品です。ふわっとした身!最高*
posted by イソガニ博士 at 13:06| Comment(0) | TrackBack(0) | さかな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月26日

真実は奇なり

人気ブログランキングへ
banner_04.gif
  グッド(上向き矢印)
本日もお越しいただきありがとうございます。
応援のクリック!をお願いします。



魚の場合、水揚げした後と泳いでいる時の姿や色に違いが出ることがあります。

特に深海魚は生きている姿を捉えることが難しいのですが、時々、ビックリするような写真や映像が公開されるます。

深海性の魚で、デメニギス(学名:Macropinna microstoma)の写真がナショナルジオグラフィックで公開されました(右側の死んだ魚の写真はhttp://tnfri.fra.affrc.go.jp/personal/HP_E/gallery1_e.htmlより引用)。
PIC105.jpg


この魚は1939年に発見されたようですが、引き揚げられる途中で魚網や他の生物に絡んで傷だらけになってしまった個体しか見ることが出来なかったそうです。

それにしても、半透明な頭をしているこの魚は、SF映画に出てきそうな姿です。



読んで頂いて、ありがとうございます。
気に入ってもらえたら、応援のクリックをお願いします

banner_04.gif



おもちゃ釣り[おもちゃつり]大会セット(100名様用)
posted by イソガニ博士 at 12:17| Comment(0) | TrackBack(1) | さかな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月04日

メダボなサカナ、養殖魚

人気ブログランキングへ
banner_04.gif
  グッド(上向き矢印)
本日もお越しいただきありがとうございます。
応援のクリック!をお願いします。



養殖したマグロ、身の7割から8割がトロと呼べて、赤身が少ない。
これは、今、流行の「メタボ」 な魚ということなのか。

赤身の大好きな私としては、「ちょっと」というイメージがあります。

天然マグロは捕獲規制が行われてくるので、国内では養殖が盛んになってきました。

ニッスイ、マルハ、ニチロといった日本を代表する水産会社も参入しています。

一部の会社は過去にマグロ養殖を行っていましたが、一時撤退して、再参入となります。

しかし、これら水産会社はマグロの稚魚を捕って養殖しています。これでは、マグロの天然資源の減少を招きます。

過去にブリの養殖では、天然の稚魚を捕って育てていましたが、その稚魚を捕りすぎて、天然の資源が減ってしまったことがありました。

私が大学生の頃、東北地方ではほとんどブリが捕れませんでした。最近では、ブリの稚魚の捕獲が減ったので、回遊してくるようになっています。

マグロでもそのような悲劇を再び起こさないよう、近畿大学は卵から孵化させ飼育した稚魚の販売も行うようになりました。

このようなことから、完全養殖の重要性は理解できます。

ところが、完全養殖の大義名分に「天然の資源には手をつけずに食料を確保できる」というのがあります。

しかし、育てるためのエサには天然のアジやサバが使われ、マグロを1kg増やすのに、7kg〜10kgのエサが必要としています。

言葉のあやかもしれませんが、「天然の資源には手をつけずに」というのに異議があります。

日本では干潟や藻場をなくしてしまい、魚資源全体を減少させてしまったことに、もっと目を向けてもらいたいと思うし、養殖業者には、新たな環境回復にも貢献しなければならないと思うのです。



読んで頂いて、ありがとうございます。
気に入ってもらえたら、応援のクリックをお願いします

banner_04.gif



DVD映像図鑑 日本の海水魚
posted by イソガニ博士 at 09:10| Comment(2) | TrackBack(0) | さかな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月02日

柚子香るブリ

人気ブログランキングへ
banner_04.gif
  グッド(上向き矢印)
本日もお越しいただきありがとうございます。
応援のクリック!をお願いします。



高知大学と鹿児島県東町漁協では、エサに柚子をまぜることによって、ユズ風味の養殖ブリを作り出すことに成功しています。

一般にサカナ嫌いの理由の1つに、サカナ特有の臭い(アミン臭)が苦手というのがあります。

このブリはユズ成分が、身の方に取り込まれることによって、食べたときにユズの香りが漂い、切り身にしてもユズの抗酸化効果で鮮度が長持ちするといった特徴があるようです。

そういえば、私が学生だった頃、ブリの養殖が盛んに行われていたのですが、エサにイワシのミンチを使っていたので、ブリの刺身はイワシ臭くて、おいしくなかったことを思い出しました。

この「柚子鰤」、今は試験的な販売ですが、近々、一般販売されるようになると思います。



読んで頂いて、ありがとうございます。
気に入ってもらえたら、応援のクリックをお願いします

banner_04.gif




天然の寒ぶりです!日本海育ちの寒ぶりです! 山陰浜田産 天然の寒ぶり西京漬 1切れ90g前後5切れ漬け
posted by イソガニ博士 at 16:09| Comment(2) | TrackBack(0) | さかな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月29日

またまた、ギョっとする事件です

人気ブログランキングへ
banner_04.gif
  グッド(上向き矢印)
本日もお越しいただきありがとうございます。
応援のクリック!をお願いします。



山形県鶴岡市の鮮魚料理店でフグ料理を食べた男性7人が体調不良を訴え、3人が重症で、ほか4人は軽症という事件がありました。

フグを調理した経営者(65)は、県の指導要綱が定める飲食店でフグを取り扱う際に必要な資格を取得しておらず、また「フグの調理は初めてだった」そうです。

この時、料理されたフグは「ヒガンフグ」。

このフグでは内臓はもちろんのこと、皮膚にも毒(テトロドトキシン)があります。その精巣を食べたのだから、中毒になるのは当然のこと。

さらに、注意しなければならないことは、地域によっては筋肉も毒化して、食用が禁止される場合もあることです。例えば、岩手県越喜来湾、釜石湾及び宮城県雄勝湾のコモンフグ、ヒガンフグは、他の地域のものと異なり筋肉の毒力が強いようです。

フグの毒化機構解明をめざして、多くの大学や研究機関が研究を行っていますが、その実体はよく解っていません。

それと、海鳥や魚、カニなどはフグを食べないのです。ウミネコの幼鳥にフグを与えると一度は口にしますが、すぐに吐き出します。これ以後は、見るだけでついばむことはしません。

また、フグの内臓を、飼育中のニジマスに与えると、口にした後、一秒ぐらいで吐き出します。これを経験したニジマスはフグの内臓には、見向きもしなくなるようです。

フグ毒は、ヒトにとっては無味・無臭の物質であるといわれていますが、魚や鳥の味覚受容器は毒物感知の役割をもっているのです。



読んで頂いて、ありがとうございます。
気に入ってもらえたら、応援のクリックをお願いします

banner_04.gif


とらふぐ鍋セット!楽天ランキングふぐ部門1位の当店だから出来るご奉仕!本場の板前がさばく“山口直送とらふぐ鍋セット”【5-6人前】ふぐ鍋セット

posted by イソガニ博士 at 11:50| Comment(0) | TrackBack(0) | さかな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月27日

ギョ、ギョ、大事件です

人気ブログランキングへ
banner_04.gif
  グッド(上向き矢印)
本日もお越しいただきありがとうございます。
応援のクリック!をお願いします。



深海魚のリボンイワシ科は1メートル近い尾をもった魚、ソコクジラウオ科は全長わずか6センチ程度で嗅覚(きゅうかく)器官が発達した魚、クジラウオ科は頭部が巨大で体長40cmにもなる魚。

今まで、このように分類されていた魚が、実は1つの種類の魚だったという研究結果がBiology Lettersに発表されました。

論文を読みたい人は ↓ まで
http://journals.royalsociety.org/content/g06648352k5m1562/fulltext.pdf
下の写真は論文からの引用です
PIC100.jpg

子(リボンイワシ科と呼ばれてた魚)はひものようなクシクラゲ類に姿を似せるなどして身を守り、プランクトンを食べて成長。雄(ソコクジラウオ科と呼ばれてた魚)は食道と胃がなくなり、肥大化した肝臓に貯めたエネルギーで、フェロモンを頼りに雌(クジラウオ科と呼ばれてた魚)探しに専念するということのようです。

小器官ミトコンドリアのDNAを抽出し、全遺伝情報(ゲノム)を解読した結果と頭骨などの形態を詳細に比較し直した結果からこのような結論になりました。

また研究者の間では、ソコクジラウオ科は雄、クジラウオ科は雌しか捕まらないことが不思議に思われていたようなので、長年の疑問がこれで解決したのでした。

それにしても、姿だけは劇的に変わるものですね。



読んで頂いて、ありがとうございます。
気に入ってもらえたら、応援のクリックをお願いします

banner_04.gif




充実の焼き魚定食を!【干物グルメ】7種類も入ったボリュームセット【送料込み】

posted by イソガニ博士 at 11:22| Comment(3) | TrackBack(0) | さかな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月15日

豊漁でも喜べない

人気ブログランキングへ
banner_04.gif
  グッド(上向き矢印)
本日もお越しいただきありがとうございます。
応援のクリック!をお願いします。



秋田県や青森県では、一昨年はさっぱりだったハタハタが昨年は豊漁だったようです。

これも、種苗生産と藻場養成事業の成果なのでしょうか?

ハタハタ漁を続けて30年の漁師さんから、「海の色が(接岸したハタハタのブリコ=魚卵や精子で)変わっている。自分の年代の漁師ではこれほどの豊漁は初めてだ」というコメントがあるくらいなのです。

秋田県の統計によると昭和50年を最後に激減しているので、30年歴の漁師をしていても、大量に接岸してくるハタハタ漁を知らないわけです。

しかし、魚体が小さく値段も低いので、景気の良い話にはなっていないようで、休漁も余儀なくている様子です。

また、知人の漁師からもらったハタハタを消費し切れずに、山中へ約160キロ分を不法投棄して、会社員2人が検挙されたという事件がありました。

ハタハタは、産卵のために接岸してくる魚です。捕らない日を設けて、資源を枯渇させないように、付き合っていくのが大切なのです。

それから、さっぱりだった一昨年の10倍程度の豊漁で、これだけ値が下がり、休漁を余儀なくされるということは、消費する場所が小さく限られている証拠で、付加価値の付けた食品としての消費ルートを開拓していくことも必要となってくるのではないでしょうか。



読んで頂いて、ありがとうございます。
気に入ってもらえたら、応援のクリックをお願いします

banner_04.gif
posted by イソガニ博士 at 12:43| Comment(2) | TrackBack(0) | さかな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月13日

もう会えないかもしれない!?

人気ブログランキングへ
banner_04.gif
  グッド(上向き矢印)
本日もお越しいただきありがとうございます。
応援のクリック!をお願いします。



大阪府を流れる淀川のシンボル的な魚の1つとして、「イタセンパラ」がいます。

1960年代に生息数が激減して、1974年に関東地方に生息しているミヤコタナゴとともに、文化財保護法に基づき国の天然記念物として淡水魚類では初めて指定されました。

その後、環境保全活動や人工ワンド建設などの保護増殖策も実施されていましたが、昨年、「国土交通省が淀川で続けている調査で、国の天然記念物「イタセンパラ」の稚魚が3年連続で1匹も確認できなかった」というショッキングなニュースがありました。

この調査は1994年に始まり、約150〜7800匹の間で推移してきたようですが、2005年の約500匹を最後に稚魚が見つかっていないとのこと。

ここ数年の間に、何が起こっていたのでしょうか?

どうやら、原因は外来の浮き草であるウォーターレタスなどが大繁殖し水面を覆って日光を遮ってしまうことらしいのです。

ボタンウキクサ(ウォーターレタス)は観賞用にホームセンターで売られていたものが野に出てしまい、大繁殖を引き起こしています。

野生のイタセンパラは絶滅してしまうのでしょうか?

それにしても、国土交通省は稚魚が確認されなくなった最初の年に、深刻な問題として提議してほしいものと思いました。



読んで頂いて、ありがとうございます。
気に入ってもらえたら、応援のクリックをお願いします

banner_04.gif
posted by イソガニ博士 at 12:20| Comment(0) | TrackBack(0) | さかな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月21日

ヤツメウナギは有害生物?

人気ブログランキングへ
banner_04.gif
  グッド(上向き矢印)
本日もお越しいただきありがとうございます。
応援のクリック!をお願いします。



アメリカの五大湖では、ヤツメウナギはサケやマスなどに大被害をもたらす魚として駆除対象になっています。そのために、学術研究のための捕獲でも何の規制もありません。

元々、五大湖にはヤツメウナギは生息していなかったのですが、運河を造って大西洋との交通ができるようになると共に、遡上するようになり大繁殖してしまったのです。それ以前は、ナイアガラの滝が壁となって遡上できなくなっていました。

そのために、ヤツメウナギは「嫌われ者」というイメージのある魚ですが、河川によっては自然保護のために、学術研究用でさえも捕獲が厳しく制限されています。

PIC097.jpg


ヤツメウナギはサケなどの魚と同じように河川と海を回遊します。このことによって、森林地帯のやせた池や川に海からの栄養素が大量に運ばれてきます。その結果、その地域に原生する昆虫類が増え、さらにこの昆虫類は魚の栄養分として還元されていくのです。

つまり、ヤツメウナギは、砂利をきれいにならし、堆積物を払い落としながら、吸着する口で巣を作り、やがて死んでしまいます。そして、きれいになった川底には産卵期のサケが集まってくるのです。また、ヤツメウナギの死骸はトビケラの幼虫などの餌となって、やがてトビケラはマスや若いサケのエサとなります。



読んで頂いて、ありがとうございます。
気に入ってもらえたら、応援のクリックをお願いします

banner_04.gif
posted by イソガニ博士 at 17:45| Comment(0) | TrackBack(0) | さかな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月17日

無顎類のホルモン

人気ブログランキングへ
banner_04.gif
  グッド(上向き矢印)
本日もお越しいただきありがとうございます。
応援のクリック!をお願いします。



2007年2月から「メクラウナギ」という和名は、差別的な意味が含まれているとして「ヌタウナギ」へと改名されました。

脊椎動物の特徴は背骨があるということの他に、顎が発達していることが挙げられます。

そのため、顎のないヤツメウナギとヌタウナギは脊椎動物の進化の最初期に出現した動物種と言われています。

主要なホルモンを作っている脳下垂体の組織を観察すると、ヤツメウナギの方が進化していて、哺乳類などの脳下垂体のように前葉吻部、前葉主部、中葉、神経葉といった区分があります。今までに、副腎皮質刺激ホルモン、黒色素胞刺激ホルモン、成長ホルモン、生殖腺刺激ホルモンなどが見いだされています。

ヌタウナギでは、下垂体の構造も原始的で、いくつかの細胞が集まった小集団 (cell cluster)が多数集まった組織にすぎません。ここで作られているホルモンも、今のところ、副腎皮質刺激ホルモンと生殖腺刺激ホルモンの2種類しか見つかっていません。

研究使われるヤツメウナギの採集は、産卵のために河川に遡上してきたものを捕まえています。

下の写真はアメリカのニューハンプシャー州沖で、餌を入れたトラップを水深が100Mくらいの海底に仕掛けて、ヌタウナギを学術用に捕獲している様子です。

PIC095.jpg


PIC096.jpg




読んで頂いて、ありがとうございます。
気に入ってもらえたら、応援のクリックをお願いします

banner_04.gif
posted by イソガニ博士 at 11:41| Comment(0) | TrackBack(0) | さかな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。