青い海、白い砂浜、色彩豊かな魚、心地よい潮風。

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そこは遊び場としてのパラダイスでもありました。

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2008年11月10日

眼柄ホルモンの構造について

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長年、甲殻類血糖上昇ホルモンや脱皮抑制ホルモンの構造は解明されませんでした。

その理由は、これらホルモンの分子量が8000〜9000と比較的大きかったことです。

眼柄ホルモンの中で最初に構造が決まったのは、1972年にホッコクアカエビ(Pandalus borealis)の眼柄から単離された赤色色素凝集ホルモンでした。8個のアミノ酸から構成されているペプチドです。

pGlu-Leu-Asn-Phe-Ser-Pro-Gly-Trp-amide

また、ホッコクアカエビからは1976年に18個のアミノ酸から成る色素拡散ホルモンの構造が決まりました。

Asn-Ser-Gly-Met-Ile-Asn-Ser-Ile-Leu-Gly-Ile-Pro-Arg-Val-Met-Thr-Glu-Ala-amide

分子量の大きいホルモンの構造が決まったのは、1989 年になってからでミドリガニ(Carcinus maenas) から単離された甲殻類血糖上昇ホルモンです。このホルモンは72 残基からなり3 個のジスルフィド結合を含んでいました。

その後、脱皮抑制ホルモン、卵黄形成抑制ホルモン、大顎器官抑制ホルモンのアミノ酸配列が次々と解明されてきました。これら4 種類のホルモンは互いによく似た構造をしているので最初に構造決定されたホルモンの名前にちなんで「血糖上昇ホルモンファミリー」と呼ばれています。



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posted by イソガニ博士 at 08:22| Comment(1) | TrackBack(0) | ホルモン研究(無脊椎) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 突然失礼いたします
PanouseさんだったかPassanoさんあたりが、眼柄には生存に拘わるホルモンがあるとのことで、眼柄の色素胞ホルモンの研究が進まなかったとお伺いしていますが 今はいかがでしょうか 鹿野拝
 
Posted by 鹿野秀司 at 2016年12月25日 12:45
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