青い海、白い砂浜、色彩豊かな魚、心地よい潮風。

今となっては少なくなってきましたが、潮だまり(タイドプール)にもたくさんの生き物がいます。

そこは遊び場としてのパラダイスでもありました。

身近にいる海のいきものについて、子供から研究者まで楽しめるように紹介をしていきたいと思います。


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2009年02月26日

真実は奇なり

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魚の場合、水揚げした後と泳いでいる時の姿や色に違いが出ることがあります。

特に深海魚は生きている姿を捉えることが難しいのですが、時々、ビックリするような写真や映像が公開されるます。

深海性の魚で、デメニギス(学名:Macropinna microstoma)の写真がナショナルジオグラフィックで公開されました(右側の死んだ魚の写真はhttp://tnfri.fra.affrc.go.jp/personal/HP_E/gallery1_e.htmlより引用)。
PIC105.jpg


この魚は1939年に発見されたようですが、引き揚げられる途中で魚網や他の生物に絡んで傷だらけになってしまった個体しか見ることが出来なかったそうです。

それにしても、半透明な頭をしているこの魚は、SF映画に出てきそうな姿です。



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おもちゃ釣り[おもちゃつり]大会セット(100名様用)
posted by イソガニ博士 at 12:17| Comment(0) | TrackBack(1) | さかな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月23日

藻がクルマを走らし、飛行機を飛ばす!?

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化石燃料からバイオ燃料へ、大きな変革の時が近くに来ているようです。

このキーになる生物が「藻」なのです。

「藻」と言っても色々な種類があります。

日本では「藻」といえば、阿寒湖の「マリモ」のような善玉的なものから、池や湖を緑色に覆い尽くす「淡水産ラン藻」のように環境汚染の指標になるものがよく知られています。

貝毒などの原因になるプランクトンも「渦鞭毛藻」と呼ばれる藻の一種です。

最近の1番の話題は、ある種の「藻」に二酸化炭素を吸収させ、そこから石油原料となる炭化水素を生成させることで、新たなバイオ燃料の科学です。

このような話を聞くと、ホンダワラなどの海藻からアルコールを作ろうとしているプロジェクトなどは、どうなるのかな? と、心配にもなります。

また、穀物から発酵によってアルコールを作ることは、穀物の収穫のために農地を開拓しなければならないので、重大な環境破壊を引き起こしていました。

また、食料にまわる穀物の値段が急騰するといった社会問題もなりました。

そのために、藻の大量培養による新たなバイオ燃料の生成は、アメリカを中心に、これから数年のうちに、一大産業になる気配が出てきました。

日本でも、トヨタ自動車グループの部品メーカーであるデンソーが、水中で光を浴びると軽油を生成する藻を大量に培養して、軽油の量産に乗り出すことを発表し、2013年までに軽油などを年に計80トン生産する計画です。

クルマは「藻」で走り、飛行機は「藻」で飛ぶ。これが、あたりまえになる時代がくるかもしれません。



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無農薬!■マリモ Sサイズ(2個)

posted by イソガニ博士 at 17:02| Comment(2) | TrackBack(0) | 藻類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月19日

幻が現実になったとき

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一般に生理現象は、刺激効果と抑制効果といった2つのホルモンによって支配されています。

例えば、魚やカエルは、まわりの景色に合わせて、体色を変化させます。黒い所では黒っぽく、白い所では白っぽくなるのです。

これには、メラニン色素が関係しているのですが、メラニンを刺激して体色を黒くさせるホルモンはメラニン刺激ホルモンというのがありました。

これに対して、メラニン顆粒を凝集し体色を白くするホルモンは、存在していると考えられていましたが、多くの研究者が単離を試みたところ、なかなか見つけることができなくて、「幻のホルモン」とまで言われていました。

魚の脳下垂体の研究で、ペプチド類を解析してみると、メラニン刺激ホルモンをはじめとするプロオピオメラノコルチン関連ホルモンや後葉ホルモンが同定されました。

ところが、17個のアミノ酸で構成されていて、活性の分からない「謎のペプチド」が魚の脳下垂体にあったのです。

このペプチドは1つのスルフィド結合を含んだユニークな構造をしていました。
PIC104.jpg


ある年に行われた国際比較内分泌学会のディスカッションで、メラニン色素を支配するホルモンの話題になりました。

そこで、メラニン凝集ホルモンを見つけるために、魚の鱗を使った活性試験法が作り出されることになったのです。

できあがった試験法を使った実験の結果、17個のアミノ酸からなる「謎のペプチド」が、メラニンを凝集させたのです。

このことは、「幻」だったものが「現実」のものになった瞬間でもあるのです。

このメラニン凝集ホルモン(MCH)をニジマスに注射すると、↓のような体色になります(写真は北里大学のホームページから転用)
PIC103.jpg

今では、この「メラニン凝集ホルモン」は脳内でも働いていることが解り、食欲に関与しているホルモンとして知られるようになりました。




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posted by イソガニ博士 at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | ホルモン研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月16日

新たな挑戦、魚類の脳下垂体ホルモンの場合

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魚類の脳下垂体ホルモン研究の場合は、先に精製と構造の解析が行われ、生物活性試験は後回しにされました。

今から30年近く前の事で、ホルモンの精製は「生物活性試験を行いながら」という方法が定説になっていた時代に、なぜ、そのようなことができたのでしょうか?

キーとなったのは、「分子進化」的な考察でした。

脳下垂体ホルモンは、ウシやヒツジ、ヒトといった哺乳類を対象とした研究が先行していました。

その時、決定された構造を比較することで「分子進化」という概念が生まれ始めました。

つまり、それぞれのホルモン分子の物理化学的特徴は、動物種が違っても、よく似ていたとのことです。

このことを、魚類の脳下垂体ホルモンの研究で応用してみたのです。

まずは分子量による分類です。

魚の脳下垂体の抽出物の中から、分子量22,000くらいのタンパクはプロラクチンか成長ホルモンのどちらか、糖タンパク質は生殖腺刺激ホルモン、ペプチド類はメラニン刺激ホルモンや後葉ホルモンなど、と予想をしながら精製していきます。

それぞれ、精製純度が高まった段階でアミノ酸配列の解析を行い、配列の類似性からホルモンの種類を特定していったのでした。

そのために、生物活性試験は構造の決まってからの実験となりました。

「アミノ酸配列の類似性から、タンパク質やペプチドの種類を決定する」という、今となっては当たり前の方法ですか、1980年代の当時としては、次々と魚類のホルモンが同定されていく様子は、まるで手品をみているようにと感じられた方も多かったと聞いています。



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2009年02月12日

尻尾を見極めろ!!

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生物活性試験に頼らないで新しいホルモンを見つける方法の1つです。

ペプチドやタンパク質はアミノ酸が鎖のように繋がったものです。
それで、一方の端をアミノ末端、もう一方の端をカルボキシ末端と呼びます。

(アミノ末端)NH2-○○○○○-COOH(カルボキシ末端)

アミノ酸の順番はアミノ末端から1、2、3位と付けられるので、カルボキシ末端は「おしり」とも言われています。

ホルモンの中でも「神経ペプチド」と呼ばれているものは、カルボキシ末端の部分が普通のペプチドやタンパク質とは少し違った構造をしていることがあります。

すべての神経ペプチドというわけではありませんが、-CONH2(カルボキシ末端アミド)という構造になっている場合が多いのです。

この「尻尾」の構造の違いに着目し、ペプチドのカルボキシ末端を分析して、カルボキシ末端アミドになっているペプチドを選択的に見つけ出すことで、新しいホルモンが発見できるのではないかという研究がありました。

カルボキシ末端分析とは、ペプチドをカルボキシペプチダーゼで消化して、遊離してきたアミノ酸(○-COOH や ○-CONH2)をアミノ酸分析します。

これは、高速液体クロマトグラフィーという分析手法は普及してから行われた研究です。

しかし、この神経ペプチドの探索法は、効率よく新しい神経ペプチドを見つけられないという欠点がありました。

神経ペプチドが、なぜカルボキシ末端をアミド化しているのかというと、分解酵素による抵抗性を持つことによって、効果の持続性を出しているのです。

カルボキシ末端アミド構造を持つペプチドはカルボキシペプチダーゼで消化されない、あるいは消化されにくいことが、この探索法の限界を意味しているのです。



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posted by イソガニ博士 at 13:19| Comment(0) | TrackBack(0) | ホルモン研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月10日

ホルモンの探索に超遠心機

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新しいホルモンを探索するのに、生物活性試験に頼ってばかりにはいられないと考える研究者もいて、過去にはおもしろい探索法が幾つか行われました。

1つはホルモンの生合成過程に着目した方法です。
組織学的に見て、細胞の中で合成されたホルモンは、下の写真のように分泌顆粒という形で貯蔵されています。黒い丸粒に見えるのが分泌顆粒。
PIC102.jpg


それで、細胞を構成している各コンポーネントを分けて、この分泌顆粒だけを集めようとしたのです。

これは、「超遠心機」という機械が登場した1960年代に行われた研究で、分泌顆粒を集めることに成功しています。

しかしながら、集めることは出来ても、顆粒の中にある物質がどのような構造をしているのかという解析は、当時の分析技術では行うことが出来なかったのです。



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posted by イソガニ博士 at 11:18| Comment(0) | TrackBack(0) | ホルモン研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月06日

ホルモンの探索とは

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寒くて、なかなか海へ遊びに行けないので、研究の話をしばらく続けたいと思います。

ホルモンの単離・精製を一言でいうと、「混沌としたものからバイオアッセイを指標に目的物を分離する」ということです。

そのために、クロマトグラフィーを幾重にも重ねて、物質の純度を高めていきます。

そして、充分に純度が上がったら、その物質がどのような構造をしているのかを決めていくのです。
PIC101.jpg

それでホルモンの探索のキーとなる「バイオアッセイ」なのですが、今では色々な意味合いを持つようになりました。

昔は動物に直接投与して、その後の変化を観察していましたが次の世代では、摘出した組織を使った試験法が主流になりました。

しかし、色素胞の拡散や凝集など生理現象を忠実に再現したもの(生理学的効果)と、平滑筋収縮などに見られるように、本来の生理学的役割とは違っていても活性試験として成り立つもの(薬理学的効果)との2方向へと発展しています。

いずれにせよ、共通して言えるのは「生きたマテリアルを使った試験法」ということになります。



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posted by イソガニ博士 at 17:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ホルモン研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月04日

メダボなサカナ、養殖魚

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養殖したマグロ、身の7割から8割がトロと呼べて、赤身が少ない。
これは、今、流行の「メタボ」 な魚ということなのか。

赤身の大好きな私としては、「ちょっと」というイメージがあります。

天然マグロは捕獲規制が行われてくるので、国内では養殖が盛んになってきました。

ニッスイ、マルハ、ニチロといった日本を代表する水産会社も参入しています。

一部の会社は過去にマグロ養殖を行っていましたが、一時撤退して、再参入となります。

しかし、これら水産会社はマグロの稚魚を捕って養殖しています。これでは、マグロの天然資源の減少を招きます。

過去にブリの養殖では、天然の稚魚を捕って育てていましたが、その稚魚を捕りすぎて、天然の資源が減ってしまったことがありました。

私が大学生の頃、東北地方ではほとんどブリが捕れませんでした。最近では、ブリの稚魚の捕獲が減ったので、回遊してくるようになっています。

マグロでもそのような悲劇を再び起こさないよう、近畿大学は卵から孵化させ飼育した稚魚の販売も行うようになりました。

このようなことから、完全養殖の重要性は理解できます。

ところが、完全養殖の大義名分に「天然の資源には手をつけずに食料を確保できる」というのがあります。

しかし、育てるためのエサには天然のアジやサバが使われ、マグロを1kg増やすのに、7kg〜10kgのエサが必要としています。

言葉のあやかもしれませんが、「天然の資源には手をつけずに」というのに異議があります。

日本では干潟や藻場をなくしてしまい、魚資源全体を減少させてしまったことに、もっと目を向けてもらいたいと思うし、養殖業者には、新たな環境回復にも貢献しなければならないと思うのです。



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DVD映像図鑑 日本の海水魚
posted by イソガニ博士 at 09:10| Comment(2) | TrackBack(0) | さかな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月02日

柚子香るブリ

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高知大学と鹿児島県東町漁協では、エサに柚子をまぜることによって、ユズ風味の養殖ブリを作り出すことに成功しています。

一般にサカナ嫌いの理由の1つに、サカナ特有の臭い(アミン臭)が苦手というのがあります。

このブリはユズ成分が、身の方に取り込まれることによって、食べたときにユズの香りが漂い、切り身にしてもユズの抗酸化効果で鮮度が長持ちするといった特徴があるようです。

そういえば、私が学生だった頃、ブリの養殖が盛んに行われていたのですが、エサにイワシのミンチを使っていたので、ブリの刺身はイワシ臭くて、おいしくなかったことを思い出しました。

この「柚子鰤」、今は試験的な販売ですが、近々、一般販売されるようになると思います。



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天然の寒ぶりです!日本海育ちの寒ぶりです! 山陰浜田産 天然の寒ぶり西京漬 1切れ90g前後5切れ漬け
posted by イソガニ博士 at 16:09| Comment(2) | TrackBack(0) | さかな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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