青い海、白い砂浜、色彩豊かな魚、心地よい潮風。

今となっては少なくなってきましたが、潮だまり(タイドプール)にもたくさんの生き物がいます。

そこは遊び場としてのパラダイスでもありました。

身近にいる海のいきものについて、子供から研究者まで楽しめるように紹介をしていきたいと思います。


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2008年12月26日

サバイバル0円生活

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昨夜は、「いきなり!黄金伝説。」でサバイバル0円生活を放映していました。

夜の海へ潜って食材を捕るシーンでは、花咲ガニが一カ所に集まる繁殖前行動などの映像があって、楽しく拝見することができました。

花咲ガニは、カニと名前が付いていますが、タラバガニと同じくヤドカリの仲間です。一時期ほとんど捕れなくなってしまったようですが、資源保護活動の成果でしょうか、今回の映像ではたくさん生息していました。

学生の頃の話なので、もう25年以上も前になりますが、冬休みの大潮の日は、楽しみの1つでした。

潮の満ち引き、干潮と満潮はだいたい日に2回あります。干潮といっても、同じように潮が引くわけでなく、春から夏にかけては昼間の干潮、秋から冬では夜の干潮の方が大きく潮が引きます。

冬休みの大潮の日、真夜中に懐中電灯を持って磯へ行くとよく潮が引いているので、沖の方まで歩いて行くことが出来ます。そして、ウニ、アワビ、サザエなどが比較的簡単に捕獲できるのです。

これらの生物は夜行性で、昼間は岩の下などの奥の方にいます。夜は餌を求めて、うろうろしているのでちょっとした岩を起こしてのぞくだけでよいのです。

このようにして、お正月の食材を調達していました。まさに「サバイバル0円生活」のようでした。


*海の漁には漁業権による制限があり、違反者は罰金や懲役となります。この記事に書かれていることは、家で漁業権を持っていたからできたのです。




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posted by イソガニ博士 at 14:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月24日

水の中のサンタクロース

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今夜はサンタクロースがプレゼントを持ってきて来てくれると思って、子供達はワクワクしているのではないでしょうか。

水の中に棲む生き物では、赤と白の衣装をまとったような模様したエビの仲間がいて、サンタエビとか、サンタクロースエビの通称があります。

有名なのが「シロボシアカモエビ」で、ホワイトソックスという名前で流通しています。

別の種類のエビで最近、話題になっているのが「レッドビーシュリンプ」と呼ばれているエビがいて、その紋様によっては高額で取引されています。つまり、キンギョや錦鯉と同じ価値観がエビでもあるわけです。

そもそもサンタクロースの赤と白の衣装は、どのようにして生まれたのでしょうか?

調べてみると、今年話題になった大阪名物の「くいだおれ太郎」さんが、と言いたい所なんですが、実は1931年に「ナショナル・ジオグラフィック」の裏に掲載されたコカ・コーラ社の広告で登場したそうで、その時のモデルが太ったおじさんだったので、これが、今よく知られているサンタクロースのイメージとして定着したようです。

いわれてみれば、赤と白はコカコーラのイメージカラーです。

それでは、ハッピークリスマス・イブを。



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posted by イソガニ博士 at 12:12| Comment(0) | TrackBack(0) | エビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月21日

ヤツメウナギは有害生物?

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アメリカの五大湖では、ヤツメウナギはサケやマスなどに大被害をもたらす魚として駆除対象になっています。そのために、学術研究のための捕獲でも何の規制もありません。

元々、五大湖にはヤツメウナギは生息していなかったのですが、運河を造って大西洋との交通ができるようになると共に、遡上するようになり大繁殖してしまったのです。それ以前は、ナイアガラの滝が壁となって遡上できなくなっていました。

そのために、ヤツメウナギは「嫌われ者」というイメージのある魚ですが、河川によっては自然保護のために、学術研究用でさえも捕獲が厳しく制限されています。

PIC097.jpg


ヤツメウナギはサケなどの魚と同じように河川と海を回遊します。このことによって、森林地帯のやせた池や川に海からの栄養素が大量に運ばれてきます。その結果、その地域に原生する昆虫類が増え、さらにこの昆虫類は魚の栄養分として還元されていくのです。

つまり、ヤツメウナギは、砂利をきれいにならし、堆積物を払い落としながら、吸着する口で巣を作り、やがて死んでしまいます。そして、きれいになった川底には産卵期のサケが集まってくるのです。また、ヤツメウナギの死骸はトビケラの幼虫などの餌となって、やがてトビケラはマスや若いサケのエサとなります。



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2008年12月17日

無顎類のホルモン

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2007年2月から「メクラウナギ」という和名は、差別的な意味が含まれているとして「ヌタウナギ」へと改名されました。

脊椎動物の特徴は背骨があるということの他に、顎が発達していることが挙げられます。

そのため、顎のないヤツメウナギとヌタウナギは脊椎動物の進化の最初期に出現した動物種と言われています。

主要なホルモンを作っている脳下垂体の組織を観察すると、ヤツメウナギの方が進化していて、哺乳類などの脳下垂体のように前葉吻部、前葉主部、中葉、神経葉といった区分があります。今までに、副腎皮質刺激ホルモン、黒色素胞刺激ホルモン、成長ホルモン、生殖腺刺激ホルモンなどが見いだされています。

ヌタウナギでは、下垂体の構造も原始的で、いくつかの細胞が集まった小集団 (cell cluster)が多数集まった組織にすぎません。ここで作られているホルモンも、今のところ、副腎皮質刺激ホルモンと生殖腺刺激ホルモンの2種類しか見つかっていません。

研究使われるヤツメウナギの採集は、産卵のために河川に遡上してきたものを捕まえています。

下の写真はアメリカのニューハンプシャー州沖で、餌を入れたトラップを水深が100Mくらいの海底に仕掛けて、ヌタウナギを学術用に捕獲している様子です。

PIC095.jpg


PIC096.jpg




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2008年12月15日

キモス生物って??

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昨夜、TBSのどうぶつ奇想天外!で、中川翔子さんらが下田の磯へ行って「キモス生物」を探していました。

何の事と思い見ていると、ウツボ、イソギンチャク、ヒトデ、ナマコなどを見つけては騒いでいました。

ウメボシイソギンチャクが、敵に襲われる(番組ではイソギンチャクを手で摘む)と潮を吹いたり、体内で成長させていた子供を外へ放出するシーンなどもあって、子供の頃、よくイソギンチャクをいじって遊んでいたことを思い出しながら、楽しく見ていました。

また、中川翔子さんは「ウツボ柄の洋服があったら、買っちゃうかも」と発言していました。実際に中川さんが着てみたら、ブームになりかもしれません。大阪のおばちゃんファッションといい勝負になるかと思います。

↓合成写真です(実際には販売していません)

PIC094.jpg

最後にスタジオで、深海にいるダンゴムシの仲間の「ダイオウグソクムシ」が登場して、キング・オブ・キモスとして認定されていました。

ダイオウグソクムシは、新江ノ島水族館や鳥羽水族館などで展示されています。

この「ダイオウグソクムシ」はダンゴムシの仲間と紹介されていますが、ダンゴムシのように丸まることはできません。

もし、丸くなったらキモカワイイになっているのでは・・・

ダイオウグソクムシのムービーは、下記の新江ノ島水族館のホームページで見ることもできます。

http://www.enosui.com/shortmovie.php?month=2007-09


それで、大阪湾にいる「キモス生物」って何なんだろう???



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2008年12月12日

サンゴの危機

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宮崎県沖に生息しているテーブル状のサンゴ、オオスリバチサンゴにもホワイトシンドロームが広がっているとのニュースがありました。

このホワイトシンドロームは感染症の1種と考えられていて、原因は解明されていません。

サンゴには「白化現象」というのがありますが、これは高水温が原因で共生する藻がサンゴから脱落して白くなるものです。

「ホワイトシンドローム」はサンゴの組織そのものが壊死してしまう病気で、1度感染したら回復は見込めないようです。対策方法は、病変部分を切り取るのが有効とされています。

ホワイトシンドロームもまた、海水温の上昇が病気の増加の原因となることが分かってきましたが、発生のメカニズムについて早期解明が必要となっています。



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2008年12月10日

幻の高級魚、九絵

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関西では冬がくると「クエ鍋」を囲むのが最高の贅沢とされています。

和歌山県中部にある、美浜町や日高町は天然クエの名産地なのです。
しかし、今年は例年に比べて水揚げ量が少ないとのことでした。

これらの地区には県指定無形民俗文化財として、塩干ししたクエにワラをつめた神輿をもみ合う、類のない激しいけんか祭りもあります。

マグロの養殖で有名な近畿大学では、クエの完全養殖も確立していて、大学から出荷された「近大クエ」には、品質保証書ではなく、卒業証書が付けられています。

また、和歌山県水産試験場はクエの種苗生産を行っています。数年前では、卵から孵化した稚魚の生存率が悪かったようですが、今では格段に向上して、今年は小学生らによる稚魚の放流も行われました。

今年の初めには、大阪の水産会社が東北地方で水揚げされた「アブラボウズ」の切り身を「クエ」として販売していて、摘発された事件もありました。

昔のように、もっとたくさんのクエが捕れるようになることを願っています。

クエ漁が行われている美浜町の三尾地区は、通称「アメリカ村」と呼ばれていて、異国情緒あふれる集落です。1度アオリイカを釣りに行ったときに、カナダから帰国したばかりのおばあちゃんが、むこうでのくらしぶりを教えてくれました。

明治時代に貧困にあえいだ村人がカナダ・バンクーバー郊外の漁村スティーブストンへ集団移民して、フレーザー川での鮭漁で一財産を築きました。そして、昭和の初めには三尾出身のカナダ移民の数が2000人余りに達し、カナダの日系移民社会の一大勢力となっていました。漁業・林業などに従事した移民たちは郷里へ送金したり、また、出稼ぎや長期生活を終えて帰国した人々はカナダの生活様式を持ち帰って、ロッジ風の民家が多く建てられました。これが、アメリカ村とよばれる所以なのですが、なぜカナダでなく、アメリカなのかは分かりません。

スティーブストンは漢字で「須知武士道」と表記され、カナダへ行っても日本人であるという「心」を強く持っていたそうです。



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2008年12月07日

ふくを呼ぶ縁起のよい魚

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関西では冬になると、ふぐ料理が賑わいます。

豊臣秀吉の時代以降、明治初期に至るまで、ふぐは食べるのを禁止されていましたが、下関でふぐを食した伊藤博文がその旨さに感心し、山口県のみでのふぐ食を解禁したのでした。その後ふぐを食べることは山口県を中心に全国へ広がっていきました。

そのため、フグは山口県下関市が本場というイメージがありますが、漁獲量はそれほど多くありません。

フグのさしみが薄造りにするのは、身に弾力性がありすぎるためです。普通のお刺身のように切ると、ガムを噛むようになってしまいます。個人的には、身を唐揚げにしたものがおいしいと思います。
PIC093.jpg


トラフグの生活史ですが、九州北部や愛知県沖など産卵は特定な場所で行われるようです。孵化した稚魚は近くの干潟で過ごし、ある程度成長すると沖や別の湾などに散らばり、また産卵場所へ再び回遊してくる、産卵回帰性があることがわかってきました。

近年の天然トラフグの減少は、稚魚が成長する場所の干潟がなくなってきていることに関係しているかもしれません。

フグの内臓にはテトロドトキシンと呼ばれる毒があり、この毒は、もともと細菌が生産したものが餌となる貝類を通して生物濃縮され、それを食べたフグの体内に蓄積されていくものと考えられています。

陸上養殖で餌を管理することにより、フグ毒の発生しない養殖法が開発されました。しかし無毒の養殖フグの群れの中に、毒を持つ天然種を放流すると無毒の群れも毒性を帯びることもあるようです。

フグ毒についてはまだまだ謎の部分が多いのです。



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2008年12月02日

2008年版、クラゲの話題

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ここ数年、日本海側で招かざる客として問題視されていたクラゲは「エチゼンクラゲ」です。
PIC092.jpg

ところが今年は、どういう訳か、ほとんど姿をみせていません。

クラゲは成長順に、イソギンチャクのように岩などに付着しているポリプ世代から、ふわふわと海中を漂うクラゲ世代へと移り変わります。

エチゼンクラゲのポリプは、主に中国沿岸で生息しています。親世代である大きくなったクラゲがいなくなったということは、中国沿岸で何かが起こっていると思われます。

勝手な想像ですが、水質がかなり悪化している、あるいは地震などの影響で大量の土砂が沿岸に堆積し、ポリプがうまく成長できなかったのかもしれません。

国内ではこの夏、青森県の浜子海水浴場が、たった6日しか営業できなかったというニュースがありました。

「カギノテクラゲ」というクラゲが原因でした。直径は2センチにも満たない小さなクラゲですが、神経毒の強いクラゲで、刺されると喘息の様な咳、鼻水が主な症状として出ますが、腰痛・筋肉痛、吐き気、頭痛、痙攣、寒気、チアノーゼなど重症化する場合もあるようです。
PIC091.jpg

海藻の表面に張り付いて生活しているクラゲで、2001年に横須賀市で潜水漁業者が刺される事故が相次いだことから、独立行政法人・水産総合研究センターが分布生態や生活史などの調査を行いました。

報告書には、横須賀市の海岸では波当たりの穏やかなカジメ場に多く,アマモ場ではほとんど出現しなかったとされています。

しかし、青森県の海水浴場ではアマモに繁殖していました。クラゲの生態や生活史は、まだ謎の部分が多いのです。

それとお隣の国、韓国ではクラゲ退治にカワハギを放流しているとのことです。


注1:クラゲの写真は「海遊館」様のホームページから引用しました。



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